私たちは、今後予測される地震地域を中心とした地震災害等の緊急避難指定場所(区域、施設、地域など)に対し、災害用井戸の掘削、設備の普及活動に関する事業を行うNPO特定非営利活動法人です

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震災に備えて・・・

震災に備えて・・・
 最近の報道を見ていると、これまでとは違う何か大きな地球規模の異常・異変が起きているのではないかと懸念を抱くのは私だけだろうか。  5月のインドネシア・ジャワ島地震は甚大な被害を出した。その惨状には深く心を痛めている。心からのお見舞いを申し上げるとともに、今後、少しでも被害の拡大が防げるよう、物心両面において1日でも早く回復されるよう、祈る次第である。  地震は日本人にとって他人事ではない。全世界のわずか0.3%の国土しか持たないにもかかわらず、地球上の15%以上の地震が集中していると言われている世界最大の地震国にわたしたちは暮らしているのだ。  地球の表面は「プレート」と呼ばれる厚さ数十キロの岩盤に覆われているが、日本は「ユーラシアプレート」「フィリピン海プレート」に加え、「北米プレート」「太平洋プレート」と、4つものプレートのせめぎ合いに影響を受けている。これらプレートは年間数センチずつ移動し、現在も徐々にその圧力を高めているのだ。  また内陸部には 1500個所を超える「活断層」を抱えている。ちなみに2000年10月の鳥取西部地震に影響を及ぼした活断層は、活断層地図にも載っていないものだった。つまり、この日本にはいまだに発見されていない「活断層」が存在しているのであり、当然、それらがどれほどの地震のポテンシャルを秘めているも分かっていないのだ。  文部科学省は、そう遠くない将来、国内各地域で大地震が起こる可能性を指摘している。例えば南関東では、30年以内に大きな地震が起きる確率が70%、三陸沖北部や茨城県沖に至っては確率90%とされている(表)。いずれ高い確率で大地震が起こると考えておかなければならない。
Safety Japan コラムより・・・さくら事務所取締役会長 長嶋 修氏
2006年6月8日掲載記事より

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/g/40/